長野県佐久市の千曲川に近い、木々に囲まれたのどかな場所に「ねば塾」の小さな工場が建ち並んでいます。
従業員の約半数は障がいを持った方々ですが、福祉的な補助金を受けずに経済的に自立できるよう、初代塾長である笠原愼一氏によって1978年に立ち上げられたのが「ねば塾」です。
設立当初は製造や販売で苦労が絶えませんでしたが、さまざまな人々の応援もあって、現在では人気ブランドのOEMや、超有名動物園などのアミューズメント施設で販売されているアートソープなどを手がけるまでに成長しました。
もっとも人気の「白雪の詩」など、薬機法上は化粧石けんとならず「台所用石けん」と表記されている商品もありますが、化粧品レベルの原料を使って化粧品製造認可を受けた工場で作られており(※)、品質的には遜色ありません。
高純度な石けんは洗い流したあとの生分解も早く、およそ30日で完全に分解(究極的生分解)されるといわれます。
暮らしのあらゆるシーンにやさしく寄り添う「ねば塾」の魅力は、知れば知るほど、使えば使うほど手放せなくなる魅力にあふれているのです。
※パッケージングなどの仕上げ作業だけが、作業担当者の持ち場(化粧品製造未認可)で行われているために台所用石けんとなってしまいます。