ヘパリン類似物質は、アトピー性皮膚炎に伴う皮脂欠乏症などの治療に使われる医薬品です。
もっとも有名なのは、マルホ株式会社が製造販売している「ヒルドイド」ですが、医療用医薬品のため購入するには医師の処方箋が必要です。
しかし、乾燥肌であると訴えて皮膚科を受診し、美容目的でヒルドイドを処方してもらう事例が急増し、健康保険料や税金を圧迫しているのではないかという指摘が厚生労働省から入りました。
また、自己判断による目的外使用は適切な効果が見込めないだけではなく、副作用が発生するリスクもあります。
この問題に対応するため、さまざまな製薬会社からヒルドイドと同等のヘパリン類似物質配合市販薬が発売されましたが、市販薬とはいえ、販売できるのは薬局やドラッグストアなどの薬店に限られてしまいます。
そこで、美容目的としても気兼ねなく使ってもらえ、化粧品店やバラエティストアでも購入できる医薬部外品として生まれたのが「ヒルセリン」です。
ヒルドイドと同等のヘパリン類似物質だけでなく、スクワランやヒアルロン酸など、化粧品ではおなじみの保湿成分をバランスよく配合。
本当に必要な方々がヒルドイドを処方してもらえる社会と、日本の誇りともいえる国民皆保険制度を維持するためにつくられた、明確な志を持つシリーズです。