「ママバター」は2007年2月に、ガーナ産のシアバター100%でつくられた保湿クリームとして誕生しました。
化粧品原料としてシアバターを使った製品は、「L’OCCITANE(ロクシタン)」より1989年に発売されていましたが、原料が採取されるシアバターノキはアフリカ大陸の一部にしか生息しない希少な植物であり、当時はあまり知られていませんでした。
アフリカの強烈な日差しや乾燥など、過酷な環境で暮らす人々の肌をうるおし、時には塗り薬として癒してきたシアバター。常温では固形ですが、およそ36℃で柔らかくなりはじめ、手のひらで温めると次第にとろけてクリーム状に変わります。
100%シアバターでしか味わえない使い心地の「ママバター」はお求めやすい価格と、赤ちゃんや妊婦さんにも使えるやさしさで評判となり、シアバターの配合率を最適化しながらさまざまなアイテムが生まれました。
発売から10年以上が経過した2019年にはベーシックアイテムのラインナップを一新し、メイン成分であるシアバターを「オーガニックシアバター」にグレードアップ。
全商品でパッチテストとアレルギーテストを行い、動物実験を行わないことを明確にするなど、使う人以外へのやさしさにも配慮した製品へと進化しました。